「宇宙の暦は13ヵ月」を読んで考える、”つながっている”ということ。

先日の投稿の続きです。
「宇宙の暦は13ヵ月」を読んで、印象に残ったこと、考えたこと。その2。



それは、人は集合無意識でつながっているという考えに
リアリティが増した、ということです。

分析心理学の理論を創始したユングも
「すべての人の『意識』は、その奥底で、
『集合的無意識』につながっている」
と述べていたそうですが、
私もいわゆるシンクロという現象を通して
たぶんこういうことを言うんだろうぐらいには信じてはいるけれど、
どことなく実感が薄い、
ちょっと掴みにくい概念と思っていました。

でも、本書はそこに「掴みどころ」を与えてくれたといいますか。

またもや本文を順に引用しながら、
考えたことをそのまま書きますね。

「多くの生物も地球も
豊富な水に満たされているわけですが、
イオンを含む海水や体液(血液、リンパ液など)が
流れを作っていれば、そこにも
電気や磁気が生じてくることになります」

あー、理科の実験でやったようなやつね。
果物に導線でつないだ亜鉛版とか銅版をさすと、
亜鉛版から亜鉛イオンと電子が分離して、
電子が導線を移動する、
その電子の流れで電気が生じるってやつ。

「水分を豊富に含む生物が集合的に移動すれば、
それも水の流れと同じような意味を持ちうるでしょう」

んーと、例えば座学のクラスよりも
グループワークしながら動いているクラスのほうが
その空間の熱気が上がるとかってやつ?

「生物物理学においては、
微弱磁場や微弱信号に反応するというのは
珍しいことではありませんので、
銀河の片隅で起きたちょっとした変化が、
あなたの気持に変化を起こさせた、
という可能性も一概に否定はできないのです。 」

ほほーう、生物物理学の世界で!
占星術でも使えそうな説明だわね。

「手のひらになんとなく意識を向けてみて下さい。
ちょっと慣れてくれば、「意識」しただけで、
暖かくなってくると思います。 」

うん、まあ、そんな気はする。

「人間が身体の部分を意識して、
その部分の血流を増加させれば、
そこには初めよりも少し強い磁場が
形成されることになります。」

おお。そんな風に考えたことなかったけど、
そうだね、イオンを含んだ血液の流れが増すってことは
磁場も強くなるってことだよね。
身体からは波動が出ていて、
上がったり下がったりするというけれど、
それと関係ありそうだよね。確証ないけど。

「太陽のちょっとした変化が、地球や地球生物に
多大な影響を及ぼすことがあるのであれば、
逆に地球生物の集合的な運動や
人類の集合的な意識が、惑星磁場に
影響を与えることもありうるわけです。」

うんうん、私ひとりだけが磁場を変化させても
何も起こらないかもだけど
大勢で変えれば、何か起きそう。



ということで、まとめると。
意識が変わって血液の流れも変われば
自分が発する磁場も変わって
それが他人、ひいては地球に影響を与える可能性がある
という物理的な要素が加わっての説明に納得しましたし、
やっぱり意識はつながるよって思いました。


意識-個人無意識-集合無意識の関係にまで
ちゃんと当てはめて言葉を整理してみようと思いましたが、
ちょっと頭がパンクしそうになったので(笑)
それはまた今度にしようかと。


私は半年前くらいから
「自分を肯定的に保っておくことの良さ」を
説得力をもって語れるようになりたいと思っています。

否定的なのよりは肯定的なほうがいいと
分かっている人は多いと思うのですが、
分かっていてもなかなか切り替えられないよのね、とか
私ひとりくらいどうでもいいじゃん
と投げ出してしまっている方に、
ドーン!と喪黒福造ばりに(笑)
心に響く説明ができないものかと。

本書で得た考えは、
その説明のひとつの引き出しになってくれそうな気がします。