あなたはあなた。『半沢直樹』ではありません。
















半沢直樹に影響され「バンカーで倍返し」目指す就活生が増加

という記事を見て
いや、ちょっと待て(汗)と思いました。

結局この記事では、
そもそも2014年卒から2015年卒にかけて
メガバンクをはじめとする
金融機関の人気は
間違いなく上がるので、(註)
『半沢直樹』がどこまで影響を与えたかは、
測定しにくいというのが率直のところ
     (註:安定志向の世代であることと、
     日経平均が上がって景気上向き
     イメージであることから
     そういう傾向にあると思われます。)

としていますが、
まあ、影響を受けている大学生は
少なからずいらっしゃるのでしょうね。。。


占星術では、
どういう仕事に向いているか、
今の仕事でいいのか、
という問いをよく頂きます。

基本的性格として
どういう欲求をお持ちであるか、
どう行動をすれば
精神的に充足するのか
ということに加えて、

どういうジャンルに向いた
スキル・素質をお持ちか、
どういう仕事のやり方を好むのか、
所属する組織の規模や雰囲気は
どういう感じがよいのか
はたまた1人で動いたほうがいいのか

といったことと、
その人の現状+
過去やってこられたことを
組み合わせて
読み解いていくのですが、
要は、自分を知る、
自分が仕事で飛躍するための
自分だけのジャンプ台を
作っていく/点検していくのと
同じであって、私はそれを
占星術というツールで
お手伝いをしているのだと
思っています。


そこからすると、
あるドラマの主人公に影響を受けて
金融機関目指します、なんていうのは
私にとっては
自分で目隠しをして
自ら迷える子羊人生始めますって
言ってるのと同じに見えます。

私自身が自分を知らないまま
(というか、間違った思い込みの中)
職を選んで、暗い20代を過ごしたからこそ。


新卒で入った会社で
すぐに自分の社会的役割とか
天職はコレだ!って見つかることは
奇跡に近いことだとは思っています。

目の前にあることをこなしながら
あ、自分こうだなーって
気づいていくことも
多分にあると思っています。

占星術的観点からいっても
30歳を超えてからなんとなく
見えてくる方のほうが
多いのではないかと。


それでも、
自分を知らないまま
何かの影響で職を決め
自分の外に理想の
ジャンプ台があるのではと
さまよい続ける人と、

自分をきちんと見つめた上で
職を選び自分のジャンプ台のあり方を
確かめていく人では、

10年経ったときにそのジャンプ台の
強靭さが、ぜんっぜん違うと思うのです。


自分の理想像を持つことにも
もちろんいい点はありますが

これからの新社会人の皆さんには
まずはよくよくご自分と
向き合って知ってほしいなあ
と思います。
職を選ぶその時だけではなく、
ずっーと。


あなたはあなたですから。


(○´ω`○)o〇(本当は、「もうすぐで就職活動
始めなきゃ」ってところでじゃなくて、
高校生くらいから
自分の社会的役割とはなんぞ?という
問いを持ちながら(その場で答えは出さなくていい)、
自分のジャンプ台見つめをスタートするのが
いいんじゃないかな~とは思うのですが。。。)