Re: なるほど


著者:三橋貴明氏(幻冬舎)の掲題本、読み終わりました。

マスコミが報じている経済情勢が
客観的データに基づいたものであるとは限らず、
国民の理解をミスリーディングしているとの警笛を散々鳴らしていました^^;
少々マスコミ叩きがキツイくて品に欠けるかなというような気もしましたが。

漫然と新聞からの情報を受け止めるだけ、
何故、どうしてそうなのか、この先どうなるのかと考える癖が
自分にはまだついていないなーってことに気づかされたので、
全般的には良いクスリ本になったと思います。

ただ、2/14に先に書いたとおり(本記事の「続きを読む」に移しました)

「円高により日本国民の購買力が上がれば、
国内市場を相手に商売している中小企業の業績が向上する。」(P97)

のところは、やはり腹落ちしていません。

円高→国民の購買力が上がるのは、
海外からの輸入品が安くなるからだということがスッカリ頭から抜けていたので
あ、そっか、そうですね(お恥ずかしい)、なんですけど、
購買力向上→中小企業の業績向上ってところは、んー、やっぱり説得力に欠けたままでした。
著者が、データで多方面から分析すべきだ!と主張しているからには、
そこんとこの客観的データも欲しかったです。

週刊東洋経済を出所として「円高で増益になる業種で働く日本人の方が、減益となる業種で働く人々よりも
800万人も多いとのことである。」との記述もしていた(P231)のですが、
ぞれぞれの業種のGDPに占める割合も示してほしかったですね。
人数が多くても、一人当たりの報酬はもしかしたら低いかもしれないし。

腹落ちしなかった部分は、他の本で説かれていないか、
探すことにしたいと思います。



��2/14掲載済み記事)
著者:三橋貴明氏(幻冬舎)の掲題本を読みススメちゅう。
3章あるうちの、まだ第1章しか読み終わっていませんが、
その第1章の最後の最後で納得のいかない箇所があり
それが頭にこびりついて、次章の消化スピードが遅くなってしまいました。
どんだけCPUちっちゃいねん(´д`)。。。
ということで、その納得いきませんでしたってところを一旦忘れる為にアウトプット。
「実質実効為替レートからみると、日本は決して円高ではない」ということを
複数のデータとともに丁寧に説明しているところが好感で、
為替に馴染みのない人でも、理解を進めることができていいかもーと思っていたのに、
第1章最後のページ。
「円高により日本国民の購買力が上がれば、
国内市場を相手に商売している中小企業の業績が向上する。
そして日本の雇用の7割以上は、中小企業が担っているのである。」(P97)
え??
円高→国民の購買力が上がるin国内市場??in海外市場じゃなくて??
��=国内市場にはインパクトなくない??)
しかも、購買力向上→中小企業の業績向上ってところ、
日本の中小企業の下請構造についての議論が欠落してません??
大企業が回復してくれないと、中小企業の回復も厳しい=雇用回復も厳しくて、
その大企業はやっぱり外需の影響を受けているだろうから、
円高→国民の購買力向上はちがくないですか??
と。
うーむ。。。
ひとまず上記の引っかかりは忘れて
第2章進みます。。