身体も思考も、食べもの次第。


占星術の資料を整理した。

最近、学んでは占い
占っては学びというサイクルが
どんどこ早くなって
メモやらチャートやらが
散乱しだしていたから。

その中で、占星術家宣言日チャートの
解釈メモを見返していて
こんな走り書きが目にとまった。

身体がどういう状態であるかで
思考が変わる。
身体は食べているものでできあがる。
だから思考は
食べているもののエネルギーの影響を受ける。



こういう、
食べものと身体と思考の関係論を
見聞きすると、
いつも生物学者・福岡伸一氏の
「動的平衡」の話を思い出す。
それは具体的には次のようなお話。

(いろんなところで聞いては
メモを残してきて、それをまとめたものなので、
出所を正確には示せません。ごめんなさい。)


わたしたちの身体は、
絶え間なく動き、入れ替わりながらも
全体として恒常性が保たれている。
食べるという行為には、
エネルギーを補給するということ以上に
わたし自身の細胞を入替えるという働きがある。
消化管の細胞は2~3日で入れ替わる。
筋肉の細胞の半分は2週間で。
血液の細胞も、指紋も、網膜パターンも
ゆっくりではあるけれど、ちょっとずつ
変わっていっている。
DNAも常に分解され合成されているので
そのときの複製ミスで、突然変異が起きたりする。
例えば10年後も、「わたし」は「わたし」を
維持してはいるけれど、
それは「おおまかに言って同じ」ということであって、
細胞ひとつひとつは厳密には違うものになっている。
細胞は何の細胞になるか、
皮膚になるのか、血管になるのかとか、
予めプログラムされているわけではない。
他の細胞との関係性、つまり、
やりとりされる情報や物質やエネルギーで決まる。
逆に、本来の役割が分からなくなり
自分探しをしている細胞が、癌細胞なのである。

占星術にたずさわってから
福岡先生のお話が
たびたび思い出されて
食材を買うときにはいつも、
これが自分の身体の一部になるんだ、
細胞がつまっている脳にもなって
そこでおこなわれる思考にも
影響をあたえていくんだ、と
リアルに想像するようになった。

手にとるものすべてを
栄養価が高くて
身体にやさしいものに
変えられているかというと、
全然まだまだだし、
完璧にそうするのも
なかなか難しいとも
思っているけど。

調味料を変えるとか、
調理方法を変えてみるとか。
そんなところから少しずつ
がんばってみている。

今年の春分の日のチャートには
仕事の仕方、生活の仕方が
ガラリと変わると出ていて、
秋分の日のチャートでは
特に生活の変化が進むと
読めたこともあって
なんとなく書いてみた。

ってな感じ。