自分の枠の外にいる人をみて、枠内にいた自分に気づき許す、という体験


自分に許す。
 
自分がやりたいと思うことを
「考える」ことを。
  
やりたいことを「やること」を
許す、じゃなくて。
もっと手前の、
そもそも「考えること」を
許してますか?
っていう。

先日FBにこのように投稿したところ、
同じように考えいたとお友達が
コメントをくださり。

「枠の中にどっぷりつかってると、
枠の中にいることに気づきにくくて、
自分の枠の外の領域にいる人を見て
初めて、うわっと気づく…という
体験を数年前にしたことを、
ブログに書こう書こうと思って」いる
とお返事したところ、ありがたいことに
それ、早く読みたい!
とのお声までくださったので、
今日は「masakoが仕事において
自分の枠を外したとき」
のことについて、書いてみようと思います。



あれは、転職して3社目のITベンチャーで
プロジェクトマネジャーのサポートをやっていたときのことでした。
(今と職種が全然違う(笑)

当時の社長から、
「お前はその歳(当時確か28歳)にも
なって、どうして仕事を自分なりに
創っていかないんだ?」
というようなことを言われました。

わたしは心の中で
『自分なりに』ってどういうこと⁈
分かりませーん!´Д`
と叫んでいたのですが、
それも言えずにただ黙って
社長の前でうつむいていました。

続けて社長は
「あいつ(わたしと同い年の営業
男性)を見てみろ。自分で思うように
お客さんに提案して、仕事を取って
きてるだろ。お前もあれくらい、
できてもいいはずなんだが。」
とおっしゃり。

現時点でわたしは彼よりできていない
という事実を突きつけられて
ショックとムカツキが同時にきましたが
事実ですし、こうします!という
考えも出てこなかったので
何も言い返せませんでした。

それからしばらく、わたしは
彼の仕事の仕方が気になって仕方ありませんでした。
どうやって仕事を創っているんだろう?と。

耳をそば立てて聞いている限り、
彼が持ち出すアイディアは
ひとつひとつはそんなに
びっくりするほど凄いわけではなくて
(失礼なやつ(笑))

でもそれらは、あったら楽しそう
お客さまが喜びそう、
そのUIならついつい触りたくなるかも
というものがたくさんありました。

で、開発メンバーに
こんなことできますかねー?
とさくっと持ちかけ、
どのようにしたら実現できるか
こまめに打ち合わせし、
実現の見通しが立ったところで
プレゼン資料に落として
お客さまへ持っていっているのでした。

「うそ……あんなに自分の
ジャストアイディア、
出していいもんなの?」
と衝撃を受けました。


一方でわたしは。
「お客さまが求めるものを
正確に作らなければ」と思いながら、
お客さまのところへヒアリングにも
いかず(運用フェーズに入っていた
案件のトラブル対応に追われがち
だったのもありますが。
ま、言い訳ですね(笑))
自分のこうしたらよいのでは?
というアイディアも全く出さず
淡々と仕事をこなしており。

まだ出来上がっていないもの、
わたし個人があったらいいなと
思うものを提案してはならない
という枠の中に、無意識に自分を
押し込めていたと気づかされました。

文章にすると、たったこれだけの
出来事なのですが、
わたしがもつ枠の外にいた
男性を意識して観察したことで、
仕事を自分なりに考えることを
自分に許していなかったのだと
まざまざと気づかされたのでした。

これと時を同じくして
ひとつの新規提案を任されることに
なり、そこで
「あ、こんな感じで自分を
自由にして仕事していいんだ!」と
実際に体感したわけですが、
長くなるので今日は一旦この辺にして
続きはまた後日(^-^)/