読了☆バカの理由


アルボムッレ・スマナサーラ
サンガ
発売日:2011-06-14

自分の会社の社長から回ってきた本。

仏教の考えに基づいた、何故人はバカ(無智)なのか、という話。

宗教は真理を説こうとするから
「これはこうなのだ」という書かれ方をすると、
うーむ(汗)となってしまうけれど、
それでも自分なりに読み取ったことは、以下の通り。

無智は感情を心にぴったり接着させる。
無智の強弱で、怒りや欲といった感情が強いか弱いかが決まる。
無智とは物事について客観的に、冷静に判断できない状態。
無智を防ぐにはどうすればよいか。
それは如理作為(にょりさい、ありのままにデータを丁寧に入れて認識する心の働き)を働かせること。
主観で認識しない。

「自分はあの人にこう思われているかも」とか
「あの人が自分のことをああ言っていたらしい」とかいった類いの話で、
心穏やかではなくなっている人がいるが、
もちろん自分もそのうちのひとりだったりするが、
大方、自分の思い込みで悪い方に捉えていたりする。

つまり、ありのままに物事を捉えていないから
冷静に判断できずに、負の感情が強くなって
心がどんどんそれに捕われてしまう。

それがバカ(無智)ということ。


...めちゃくちゃ自分に思い当たる(苦笑)
そして時々、そういう自分の状態を
「わたしバカよね、おバカさんよね。。。」と思ったりもする。
無智なのかそうでもないのか、さてはて(笑)