ようやく本日読了しました。
「データの見えざる手」(矢野和夫、草思社)
面白すぎました。
あらゆるデータと、星座の付け合せ検証をやってみたいと
いつも思っているわたしにとって、ワクワクが止まらない一冊でした。
そんな中で、最も興味深い!と思ったのは。
自分が開発したウエアラブルセンサを使い、
日常のあらゆる行動をデータ蓄積している
矢野さんは、大量のセンサデータを日々見ているうちに、
今日の自分の状況にあったアドバイスを
自動で生成できないかと考えたらしく。
そのシステムの開発にもすでに成功しているそうで!
「仮に緊張する状況になっても、ぶれずに前に進め。思い切って踏み出せ」(あとがきより)とかいうアドバイスが出てくるらしいんですよ!
めっちゃ占いっぽくないですか?!
このアドバイスが出た日と、矢野氏のネイタルチャートとトランジットチャートを
重ね合わせて見てみたい!!(≧∇≦) とめちゃくちゃ思いました。
どなたか、矢野さんをご紹介して〜(笑)
他に面白いな〜と思ったのは、
人が「幸せ」と感じる要因が、データから明らかにされているという点でした。
本書で矢野さんが紹介している、カリフォルニア大学リバーサイド校
ソニア・リュボミルスキ教授のハピネスの研究によると、
人が「幸せ」と感じる要因は
50%が遺伝的なもの=先天的なもの、
残り50%が後天的なものであり、
その後天的なほうの50%の内訳が
環境要因(人間関係、お金、健康など)が10%、
残りの40%が「自ら意図を持って何かを行うこと」
なのだそうです。
何かを行った結果、成功したかどうかは関係なし。
自ら積極的に行動を起こすこと自体が人の幸せであり、
それはお金のありなしよりも、より影響が大きい
のだそうです。
そのことを、矢野氏は、リュボミルスキ教授とコラボして
人の動きをデータで集積し、積極的に動くと幸せを感じる、
ということを実証しています。
「自ら意図を持って」って書くと大げさですけれど。
今日は気になるあの人に挨拶してみよう♡
くらいの意図でも(笑)、決めてその通りに行動すれば、幸せになれるわけですよね。
先天的なものはしょうがないにしても、わたしたちはよく
「これができるようになったら」とか
「これだけ資金がたまったら」といった理由をつけては、
本当にチャレンジしたいことを先延ばしにしがちですね。
幸せを感じる確率が10%の環境要因に、
あえて挑戦していることになりますね(笑)
環境を用意するよりも、動いてみたほうが、幸せになる確率が高いとなれば。
さあ。貴方なら、どうします?