わたしは最近、ある方を怒らせたか、傷つけたか、それに近いことをしてしまったような気がしている。
今振り返れば、わたしがしたことは、その人に対するささやかな反撃みたいなものだったかもしれない。
『わたしができることは、所詮はその人ができることよりも優れていない。』
そんな風にその方に思われていると、ずっとどこかで感じていて、それにちょっと反論する形をとったのだ。
今回自分に向き合ってみて、正直にそんな認識が出てきて、瞬時にそういうことをした自分を否定した。
「こら。自分で自分を『優れていない』って思ってたから、外側からそういう風に扱われていると感じるんじゃん。そもそもわたしはわたしで、その人はその方。それだけで、ここに存在するってだけで、もうお互い凄いのに、優劣比較する要素などどこにある?」
と。
でも待て待て。ここで自分を否定してしまっては、また否定の連鎖が起こる。
なので一歩戻って、
「その人より、優れていないと思われいると感じてたんだねー。」とわたしを受けとめた。
そうしたら、自然と言葉がついて出てきた。
「ごめんなさい。」
その人にごめんなさい。
わたしにごめんなさい。
そしてもう一言出た。
「気づかせてくれてありがとう。」