今知りました~。


9月から、また税理士講座が始まる。
3年のパックコースを選択していて、そのラスト1年。
今度は財務諸表論を受講する予定である。


今のところの決断として、税理士試験の受験は来年で最後にして、
公認会計士受験に転向することにした。

昨年、今年と、簿記論&消費税法の2科目を受験して感じたこと。
それは、私にとって、かけるコスト(=時間+努力+金銭)が、得られる結果と見合っていないということ。
(まだ今年の結果は12月にならないと分からないけどね。)

これは、今年完全燃焼したからこそ感じたことであり、
来年で最後にすることに、何の未練もない。
うまく今年受験した2科目が合格していたとしても。

むしろ科目合格してくれていたほうが都合がいい。
簿記論は会計士試験の短答式一部免除に活きてくる。

中小企業をフィールドにしてやっていくなら、税法もきちんと分かっていないといけないと思って
税理士試験を受験していたが、ガチ勝負してようやくほんとに分かった、この奥深さw

このままだと、私の30代全てを、その奥深さの追求に費やしてしまいそうで、それは避けたい。
ざくっと60歳まで働くとして。あと約30年。
RPG的に言えば、今は戦いの新しい領土へと続く、鍵のかかった扉を開けようとして、
その鍵を手に入れようとしているわけだけれども、
そこに全体の1/3もの時間を使いたくない。
早く新しい土地に行きたい。
新しい土地で武器(税法知識)が足りないと思えば、
またそこで自分で揃えるか、仲間を増やすかすればいい。


公認会計士も決して楽な試験じゃない。働きながらの多科目受験は大変かも。
一方で、税理士試験制度も変わるかもしれない。

それでも、今、確かにある情報と、自分のプライオリティとを合わせて判断すると、
公認会計士受験への転向となる。うん。

今年から手をつけられそうか、様子見つつ進めていくよ。



美しい日本語に触れたい方にオススメ☆福岡伸一/できそこないの男たち

福岡伸一氏の本は、以前人に勧められて読んだことがあったのだが、
自分の会社の社長が、たまたま同氏の別の書を有していたので借りて読んでみた。
決して、タイトルから意図的に手にしたわけではないw

生物の基本仕様は女性であり、それを無理やりカスタマズしたものが男性で、
そこには不整合や不具合がありますよ、というお話。

福岡氏は、分子生物学専攻、つまり理系肌なのに、
文系顔負けの非常に美しい文章を書くと思う。
生物学の"せ"の字にも触れてこなかった私でも、
具体的なイメージを描きながら読み進めることができる。

生物学に興味がなくても、言葉紡ぎがお好きな方には
是非、読んでみて頂きたい一冊。



読了☆金城 一紀/GO


金城 一紀
講談社
発売日:2000-03-30

「カッコよく生きたい」という主人公の想いに共感できる作品。
もしかすると、女性の私より男性の方がより強くそう感じるかもしれない。
主人公は高校生だけれど、カッコよくありたいというのは
年齢関係なしだよね。

印象に残ったフレーズ:
「国籍とか民族を根拠に差別する奴は、無知で弱くて可哀相な奴なんだ。だから、俺たちが色々なことを知って、強くなって、そいつらを許してやればいいんだよ。まあ、まだ俺はその境地にはぜんぜん達してないけどね」

強くなって、許してやればいい。そう、ほんとにその通り。
そう考えられる人はカッコいいし、そういう人の周りにも自然とカッコいい人が集まってるように思う今日この頃。



久しぶりに楽しめた!海堂尊のミステリー/アリアドネの弾丸

読みかけで放ったらかしになっている本を
この8月に片すぞー、という第一弾。

イノセント・ゲリラの祝祭と極北クレイマーで
海堂氏のミステリーに面白みを感じられなくなり、
残念に思っていたのですが、
この作品は、謎解きのテンポの良さと同氏の文章の小気味よさが
戻っていて楽しめました。

シリーズとしてはまだ続きそうな終わり方だったので、
次作に期待します。